サバ味噌煮の日記

本音を垂れ流すブログ

香港版ガンディーはいないものか

大英帝国からの植民地解放及び人権運動において「非暴力」を提唱し、独立に導いた「インド独立の父」マハトマ・ガンディー

 

米国の黒人公民権運動の先頭に立ち、同じく「非暴力」を提唱し、公民権法を勝ち取ったマーティン・ルーサー・キング

 

これらの運動において過ちや矛盾は当然あり、また、穏健派と過激派との対立もあった。

 

輝かしい歴史ばかりではないが、しかし、功績を残し、歴史に名を残したのは過激派ではなく穏健派。

 

なぜなら、闘争相手と交渉のテーブルにつけるからだ。

 

そして、ガンディーが欧州で味方をつけ英政府を追い込んでいったように、国内外で何十年と求心力が持続できるからだ。

 

 

区議選挙後落ち着きを取り戻したように見えた香港だが、昨夜また始まった。

 

黄埔で暴徒が以下の暴挙を働く。

 

・MTR出口破壊(お客様であるデモ隊に非協力的との理由)

 

吉野家襲撃(香港FCオーナーが香港警察支持デモに参加したとの理由

 

Best Mart 360襲撃(会社は完全否定しているが福建やくざとのつながりがあるとの理由

 

China Mobile襲撃(中国国営企業傘下との理由)

 

どれもこれも民主主義にも自由にも一切関係ないだろうがクズども。

 

 

※観覧注意 暴力含む※

12月1日深夜 障害物を撤去する市民の頭を道路排水カバーで殴る暴徒

www.youtube.com

 

11月15日にレンガで襲われた70歳男性がその日のうちに亡くなり、11月11日に火をつけられた男性が意識不明の重体を脱したか不明の中、この男性が1日で退院できたことを「幸運」と思えてしまう今の香港の異常さ。

 

 

香港版ガンディーを望む。

地団駄

5大要求のアホさについては既に投稿しているが、合法的(平和的)にデモを続ける権利は誰にでもある。

 

Protesters young and old gather at Chater Garden in Central for a peaceful rally on Saturday. Photo: Jonathan Wong

昨日中環で数百人規模の合法デモが行われた South China Morning Postより

 

だがこれはなんだ。

Masked protesters build a barricade outside Mong Kok Police Station and block Prince Edward Road West. Photo: Edmond So

旺角警察署付近 South China Morning Postより

 

 

ただの地団駄だ。

 

 

すべてなんでも要求が通ることが民主主義ではない。

 

自分の主張を聞き入れられないからと迷惑行為を続けることが自由ではない。

 

ましてや自分と意見の違う相手に対しいやがらせや暴力を振るうほど「自由」の概念に逆行する行為はない。

 

当たり前すぎることがこいつらにはわからないらしい。

 

 

97年以降ずっと直接選挙で選出してきた区議会議員。

 

今回制度を変えたわけでもないのに、やっと初めて民主派の勝利となったことを、ずっと喜んでる場合ではない。

 

まず変えないといけないのは、立法会議の選挙の在り方ではないか。

 

70席のうち35席しか直接選挙の対象とならない立法会議選挙の制度を変えないことには行政長官の選挙など語れないのだ。

 

 

5大要求の残る4のうち、2は受け入れられることはない。

 

レンガを投げながら「暴徒と呼ぶな」「無罪にしろ」と叫んでも何の説得力がない。

 

悪い大人の手足となり火炎瓶やらレンガを投げた暴徒の役割は終わり、社会から見捨てられる時が来た。

注:米国の人権法は「非暴力的デモ参加者」のビザ優遇に言及しているが暴力的な輩については一言も書いてない。また、警察についても「恣意的な逮捕」などを(さして歯のない)制裁の対象としており、暴力的な輩を庇う文言は一つもない。

 

 

まだ自由な身の馬鹿者たちに言いたい。

 

成功の見込みのない2つの要求は捨てろ。

 

本当に社会を変える気があるなら、少しは脳みそ使って勝負しろ。

理工大学を救え 笑止

最近は過激化した輩もすっかり鳴りを潜め、すると当然催涙ガスもなく、過ごしやすい香港が戻ってきたように感じる。

 

 

 

「理工大学を救え」と叫び暴動を展開した輩:黒服集団。

 

ゴミを退けようとした一般市民にレンガを投げる。

www.youtube.com

注:それまでは立てこもった学生を事実上放置していた警察が11月17日朝のレンガ攻撃を受け駆け付け催涙弾多数発砲、大学完全包囲、激戦という時系列。

 

弓矢を放ち警察報道担当者の脛をほぼ貫通。

f:id:veritas-et-mendaciis:20191130141134j:plain


そして場外戦、落城、逮捕、選挙、、、包囲したまま放置。

 

束の間の籠城戦が始まってからおよそ2週間、ついに昨日警察が理工大学に踏み込んだが、人っ子一人いなかったそうだ。

 

現場の警官を必要以上に批判したくないが、最後まで立て籠っていた一番悪い奴らを拘束できなかったことは間抜けに思う。

 

注目すべきは、理工大学で逮捕された1100人以上の人間の中に、理工大学の学生は46人しかいなかったと報道されていることだ。

 

つまり 96% 部外者ということではないか。

 

これでなにが「理工大学を救え」だ。

 

寝言は寝て言え。

 

www.youtube.com

 

寝言と言えば理工大学学長も。

 

暴徒に乗っ取られ、荒れ果て、蛆が沸き、激臭が漂うらしい理工大学。

 

原状回復に半年かかるとの見解を昨日発表した。

 

大部分を公的資金で賄うことを期待していると言う。

 

早い段階で警察を大学敷地内に入らせたらこれほどのダメージ、これほどの逮捕者数は防げたのではないか。

 

生徒に寄り添ってみたり、休校したとたんに突き放してみたり、暴徒批判の声明出したり、警察に被害届出したり、かと言えば警察に大学に入らないでくれと言ってみたり。

 

スキゾフレニックとしか言いようがない。

 

香港大学学長、中文大学学長もそうだ。

 

唯一まともなのが、生徒に脅し半分に詰め寄られてもダメなものはダメと言えた城市大学学長くらいか。

 

兎に角こんなことのために納税してるのではない。アメリカにでも寄付してもらえ。

 

18歳の学生 高性能爆薬所持で保釈認められず

沙田の高校に高性能爆薬TATP(過酸化アセトン)を持ち込んだ生徒が逮捕された。

 

 

報道では、街中で黒服の男に渡されたものを教員に見せたら通報されたとしている。

 

香港では懲役14年以下の罪だ。

 

保釈は認められなかった。

 

www.scmp.com

 

耳下で自由を勝ち得るためと囁かれ扇動され、ヒーローになった気で汚れ役を買うとといずれこうなる。

 

これだから中狂はとほざく人にはこちらの記事を貼っておこう。

 

www.msn.com

 

日本の19歳学生は拳銃も覚醒剤も所持していた。

 

香港の場合は弓矢と覚醒剤といったところだろう。

 

登校していた300人の生徒が哀れだ。

香港人権法トランプ大統領が署名 余計なことを

香港人権法がトランプ米大統領によって署名され成立した。

 

中狂を発狂させる以外に何の即効性もない、歯を精一杯むき出したとして結局は香港から少しずつ外資が逃げていくだけの人権法。

米中貿易摩擦における米側の駒としてまんまと利用された。

暴徒とにわか民主派の馬鹿ども、喜んでないで気付け。

 

馬鹿だから無理か。

 

1993年のピークに中国GDPの27%を占めていた香港経済もいまや3%以下

これ以上競争力を削いでどうする。

 

中国に流入する外資の殆どが香港を経由してるから大丈夫、だと?

 

世界の流れを見ろ。

www.nikkei.com

ロンドン証取の声明で、上海取引所と直接組みたいんだから香港取引所は引っ込んでろと言いたい放題言われている。

 

このままでは中国にとって香港がゴミ屑でしかなくなる日が必ず来る。

香港が弱り切ったその時にこそ中狂が香港を飲み込みに来る。

そのことによほど危機感を抱け。

 

そしてアメリカさんよ。

ウイグル人権法でも成立させたらどうだ。

本当の人権侵害はあっちで起きている。

投影と陶酔と責任と

6月には世界でも稀にみる大規模デモ行進があった。

今回の選挙で290万人が投票したことを鑑みると200万人という数字はいささか大げさであろうが、とてつもない人数だったことは疑いようもない。

驕った政府に対しこうして声を上げるのは良きことと思う。

 

そして日本のメディアもどこぞの掲示板も妥当中国一色。

これ自体異論はない、むしろ同調する。

 

だが「自由」と「民主主義」と「中国」のキーワードだけでメディアがここまでひどい破壊と暴力を肯定して良いものなのか。

大学関係者もならぬものはならぬと一言も言えなかったのか。

 

今は民主派も大勝利したばかりでユーフォリアの最中だが、その裏で粛々と身柄を拘束されていく若者と若くもない馬鹿者が何千人といる。

覆面禁止条例を違憲とした高裁が、翌週には2016年の暴動に参加した女に懲役46月の判断を下しているのが現実。

 

逮捕、控訴、上告を経て暴徒たちの量刑が確定する数年後。

自分を彼らに投影し陶酔し「頑張れ香港」と彼らを扇動した人間は何を思いどう責任取るのか。

 

きっと覚えてさえもいないだろう。

 

ジョシュアウォンとアグネスチョウはまさに

I go to Yale, you go to jail

私はイエール大学に、お前は牢獄(ジェール)に

 

 

 

馬鹿の一つ覚え 「五大要求」

香港民主派の大勝利に終わった11月24日の区議選挙。

心底嬉しそうである。

f:id:veritas-et-mendaciis:20191126154322j:plain

 

それもそのはず。

投票数≒294万票で過去最多

政権派≒120万票≒41%

民主派≒160万票≒55% 

 

結果、民主派の大勝利。

林鄭月娥行政長官が大きなNOを突き付けられたのは紛れようもない事実。

 

だがこれをメディアで軒並み「民主派8割超」と取り上げていることに違和感がある。

勝者総取り方式だから「議席」を8割超獲得というのは事実。

だが「票数」にしたら上記の通り55%だ。

それでも十分に大勝利には変わりないが、5割超と8割超では大分印象が違う。

 

香港社会は一枚岩ではないという都合の悪い事実を隠すマスメディア。

中国共産党の悪に立ち上がる果敢な若者たちの善という論調しか興味ないのだろうが、どんな社会においてもそんな単純な問題であるはずがない。

 

一般市民に火炎瓶を投げる暴徒。これを正義というのか。

 

そしてメディアがこういう書き方をするから暴徒と暴徒支持派が調子に乗る。

 

早速またカルト宗教のお経のように5大要求が始まった。

f:id:veritas-et-mendaciis:20191126154747j:plain

 

5大要求とは

1.逃亡犯条例改正案の完全撤回 撤回済み

2.デモ活動を「暴動」とする見解の撤回

3.デモ参加者の逮捕、起訴の中止

4.警察に対する外部調査実施

5.林鄭月娥の辞任 改め 林鄭月娥の辞任及び普通選挙の実施

 

植民地時代に一度も民主主義を許さなかった偽善大英国ではあるが、司法の独立性という素晴らしいものを香港に残していったことは感謝すべきところだ。

そのいい例に、雨傘運動の取り締まりにおいて、取り締まりの域を超えた暴行の罪で何人もの警官が実刑判決を受けている。

この司法が暴徒の犯した重罪を見て見ぬふりするわけがなかろう。

一般市民まで巻き添えを食らって殺されているのだ。

民主主義、法治国家とはこういうことだ。

5大要求だ無罪放免だなどとのたまって、催涙弾浴びすぎて馬鹿が余計馬鹿になったのか。

 

願わくば。

警察だけではない。

警察、政府、民主派、暴徒、暴徒の資金源と司令塔。

聖域なき外部調査実施を期待したいが、無能すぎる林鄭月娥には無理だろう。