馬鹿の一つ覚え 「五大要求」
香港民主派の大勝利に終わった11月24日の区議選挙。
心底嬉しそうである。
それもそのはず。
投票数≒294万票で過去最多
政権派≒120万票≒41%
民主派≒160万票≒55%
結果、民主派の大勝利。
林鄭月娥行政長官が大きなNOを突き付けられたのは紛れようもない事実。
だがこれをメディアで軒並み「民主派8割超」と取り上げていることに違和感がある。
勝者総取り方式だから「議席」を8割超獲得というのは事実。
だが「票数」にしたら上記の通り55%だ。
それでも十分に大勝利には変わりないが、5割超と8割超では大分印象が違う。
香港社会は一枚岩ではないという都合の悪い事実を隠すマスメディア。
中国共産党の悪に立ち上がる果敢な若者たちの善という論調しか興味ないのだろうが、どんな社会においてもそんな単純な問題であるはずがない。
一般市民に火炎瓶を投げる暴徒。これを正義というのか。
そしてメディアがこういう書き方をするから暴徒と暴徒支持派が調子に乗る。
早速またカルト宗教のお経のように5大要求が始まった。
5大要求とは
1.逃亡犯条例改正案の完全撤回 撤回済み
2.デモ活動を「暴動」とする見解の撤回
3.デモ参加者の逮捕、起訴の中止
4.警察に対する外部調査実施
5.林鄭月娥の辞任 改め 林鄭月娥の辞任及び普通選挙の実施
植民地時代に一度も民主主義を許さなかった偽善大英国ではあるが、司法の独立性という素晴らしいものを香港に残していったことは感謝すべきところだ。
そのいい例に、雨傘運動の取り締まりにおいて、取り締まりの域を超えた暴行の罪で何人もの警官が実刑判決を受けている。
この司法が暴徒の犯した重罪を見て見ぬふりするわけがなかろう。
一般市民まで巻き添えを食らって殺されているのだ。
民主主義、法治国家とはこういうことだ。
5大要求だ無罪放免だなどとのたまって、催涙弾浴びすぎて馬鹿が余計馬鹿になったのか。
願わくば。
警察だけではない。
警察、政府、民主派、暴徒、暴徒の資金源と司令塔。
聖域なき外部調査実施を期待したいが、無能すぎる林鄭月娥には無理だろう。