香港版ガンディーはいないものか
大英帝国からの植民地解放及び人権運動において「非暴力」を提唱し、独立に導いた「インド独立の父」マハトマ・ガンディー。
米国の黒人公民権運動の先頭に立ち、同じく「非暴力」を提唱し、公民権法を勝ち取ったマーティン・ルーサー・キング。
これらの運動において過ちや矛盾は当然あり、また、穏健派と過激派との対立もあった。
輝かしい歴史ばかりではないが、しかし、功績を残し、歴史に名を残したのは過激派ではなく穏健派。
なぜなら、闘争相手と交渉のテーブルにつけるからだ。
そして、ガンディーが欧州で味方をつけ英政府を追い込んでいったように、国内外で何十年と求心力が持続できるからだ。
区議選挙後落ち着きを取り戻したように見えた香港だが、昨夜また始まった。
黄埔で暴徒が以下の暴挙を働く。
・MTR出口破壊(お客様であるデモ隊に非協力的との理由)
・吉野家襲撃(香港FCオーナーが香港警察支持デモに参加したとの理由)
・Best Mart 360襲撃(会社は完全否定しているが福建やくざとのつながりがあるとの理由)
・China Mobile襲撃(中国国営企業傘下との理由)
どれもこれも民主主義にも自由にも一切関係ないだろうがクズども。
※観覧注意 暴力含む※
12月1日深夜 障害物を撤去する市民の頭を道路排水カバーで殴る暴徒
11月15日にレンガで襲われた70歳男性がその日のうちに亡くなり、11月11日に火をつけられた男性が意識不明の重体を脱したか不明の中、この男性が1日で退院できたことを「幸運」と思えてしまう今の香港の異常さ。
香港版ガンディーを望む。