自由のその先に何を求める
街は雑だし人の声はデカいし、嫌なことも多い香港だが、良いこともある。
香港政府の透明性 日本18位、台湾31位より高い 世界14位
人間の自由度 ニュージーランド、スイスに次いで 世界3位 (経済自由度は世界1位) つまり日本より自由
香港警察 長らく世界1位と評価されていた
どれもこれも今年はランク落ちるだろう。
今や警察も白バイで後ろから黒服集団に突撃したりと、頭おかしいのが出てくる始末。
注:威嚇射撃なしの実弾発砲、催涙弾の水平撃ちは大いに批判があるが、「至近距離にいる」「暴力的集団」に限っては、机上の空論。当然、至近距離にいない平和的集団に向けてならばあってはならない国家暴力。
これは明らかに常軌を逸している。しかし、既に職務復帰したとのこと。
むやみやたら叫んでる連中は所謂民主主義国家に住んだことがないからなのだろうか。
確かに中狂がやいのやいの吠えてきてうるさいが。
香港ほど「実質」自由なところは民主主義国家でもなかなかないと考える。
小生も10年以上欧米在住経験があるが、そこには普通選挙はあっても、警察にたてつくことは文字通り命がけであり、夜一人で歩くことでさえ物騒だ。特にアメリカは。
民主主義と自由を要求するのはいいのだが、その先に何を求めているのか。
選民意識を持っている香港人には受け入れがたいだろうが、行政長官を普通選挙で選出したところで、香港は巨大な中国国家の一地方自治体に過ぎず、今や中央政府を動かす力はなくなったに等しい。
実質変えられること、実質変えるべきことと言えば、香港における貧困の差くらいではないのか。
貧困の差、それゆえの未来への絶望感こそが香港の抱える真の闇だと思うが、それを正直に言ってしまうと国際社会の関心は引き付けられないもんな。
貧困の差については次回にでも投稿しようと思う。